シノプス
シノプスについて少し話題が上がっていたので書いて見ます。
シノプスの凄いところは販促に合わして需要予測をしたり、天候・気温に応じて、来店予想を立てる事ができる。
時間帯別の予測もできるらしくかなり精度の高いシステム。
カニバリ機能も凄い。特売時に特売対象でない類似商品の販売数が減る(カニバリゼーション:食い合い)ことも考慮して自動発注ができる。
だが、これだけでは、はっきり言って不十分。重要なのは、棚割り。販売計画に合わして、棚割りを設定していないと、在庫のズレが発生しやすい。
販促計画に合わせて、発注できるのはいいが、スーパーはイレギュラーな販促が入る事が多いから、イレギュラーに対してどれだけ対応できるのか?
システムの不具合があった時が怖い。
通常自動発注システムは、棚のフェースに合わせて、基準在庫を設定しているので、それに合わせて、そこから、色々なデータを加味して、自動発注の予測を立てているので、在庫管理がしっかりできていないと機能しなくなる。
店舗の問題として、大きいのは、BRに在庫が多い事。それによる機会ロス・ダブり発注また商品を出すのに時間がかかる問題がある。
このシステムの導入で、在庫の適正化が進めば、かなり作業効率が高まる。
夏場になると、飲料の売上が上がるのだが、結構置き場がなくて、屋外までおいている店舗は多く見受けらる。在庫の適正化が進むと、発注精度も高まる。売れ筋・新規商品など投入しやすく、売上UPにも期待できる。当然ロス率も改善するのは明らか。
食品の廃棄ロスは結構多い。値下げ作業は結構時間が掛かる。廃棄処理も時間が掛かる。
閉店後作業が減るのはいいね。
しかも、客数予測の精度が高ければ、食品レジなど人員配置にも活用できるので、必要なところに適切に配置できるので、労働生産性は上がりそうなイメージはある。
このクラウドサービスはどうなのかな。誰をターゲットにしているのかよくわからん。
生鮮食品では、自動発注は難しいと言われているが・・・。
ただ、ロス率が下がりました。在庫削減しました。発注時間が削減して、業務効率化が進みました。と書いているが、売上・利益・客数の相関性がどうなっているのかが気になる。
今の現状だと、薄利多売だから、客数が増えないと、利益が取れない構図なのだが・・・。
シェアが伸びているって事は、効果があったのか?ストック型だと、効果がないと解約されるやすいが、1店舗から導入できるから、テスト販売してみようか?って言う企業はありそう。
全てがシステム化されていないと難しいから、中規模〜大規模店舗メインになるのか?
コンビニは導入しやすいと思う。自社製品の割合が高いので。
みんな自動発注なると、お店の個性が失われて、つまんない店が増えそう。
それに販売データだけでは、見えない部分もあるので、どうなんでしょうか?
でも、今の流れでは、導入が増えていきそうです。伸びる余地も高い。
業績も右肩上がり。