カンセキ
この会社は栃木県を中心にホームセンター「カンセキ」(500坪〜1000坪の小型店)を核に、アウトドアライフ専門店・業務スーパー・リサイクルショップなどを運営している。
栃木県と隣接地域(関東・東北)を商圏に約75店舗のネットワーク(ホームセンター、グリーン&ガーデン、ペットショップ「自転車店、住まい暮らしサービス)。ホームセンター以外の店舗はアウトドアライフ専門店「WILD-1(ワイルドワン)」(仙台から京都まで、PB商品)、業務用食品販売「業務スーパー」、リサイクル専門店「オフハウス」等。
この会社は、神戸物産銘柄でもある。関連する株価のチャートを見るとG-7はよこよこですけど、どれもいい動きです。
業績の推移
セグメント別業績
業績の推移を見る、近年伸びているのは、アウトドア専門店のワイルドワンと業務スーパー。
売上はHCが高いですが、利益はアウトドアと業務スーパーが利益の柱。
収益が伸びているので、店舗数は増えているかと調べてみましたが、それほど大きく増やしているわけではないようです。
業務スーパーも神戸物産とはエリアライセンス契約と書いているので、それほど増やせていない事情がありそうです。
しかしながら売上の推移を見るとアウトドアが5年で1.5倍 業務スーパーも1.3倍と近年伸ばしている。
直近の業績も見ても、この2つが成長の柱のようです。
アウトドアについては、ネット販売が伸びが牽引しているように感じます。
アウトドア市場についてはあまり詳しく調べていないので伸びている背景などはわかりませんが、近年伸びている市場です。
またコロナウイルスの影響でGWでもキャンプが盛り上がっていました。また、昨年はキャンプ用品が防災対策として購入されることもあり、
近年異常気象が頻発している環境では期待できると思います。
このワイルドワンでは会員になると、キャンプ場で割引サービスを受けられるようなので、それも良さようです。
ホームセンターも商品構成の内容から見ても、動きの良い商品群になりますので、1Qの決算はかなり期待を持てるのではないかと思います。
2019年の国内アウトドア市場規模は、前年比4.4%増の5230億
分野別では、もっとも構成比の高いライトアウトドア分野(キャンプ、ハイキング、野外フェス等)が4.2%増の2862億円
大型連休中に連日満員となるキャンプ場が出るなどキャンプが好調で、施設需要に加え、関連用品などにも需要が波及している
伸び率が高いのがライフスタイル分野(街歩きや旅行、通勤・通学等)で、前年比7.6%増の1196億円
矢野経済研究所は、幅広い層でキャンプの人気が続いていること、有力アウトドアブランドが街歩きや旅行、通勤・通学でも一般消費者に受け入れられていることなどから、アウトドア市場は好調が続くだろうとしている
売上の推移
利益の推移
今期の会社予想
近年の数値を見ても、売上が5%成長、利益は30%成長をしていることを考えると保守的な予想なような感じですが、コロナの影響で消費マインドもコロナの動向次第でどう動きかはわかりませんので致し方ないと思います。