マクアケ

Makuakeが決算を発表していたので少し書いてみようと思う。


Makuakeの強さ
①<span style="color: #0000cc">プロジェクトが短期間で資金を調達</span>できる事。それが実現できているのは、情報発信力の高いコンテンツを利用してプロジェクトが拡散されやすい。
サポーターのリピート率が高いのも、定期的にメールが来る。ブログ・Twitter等のSNSで紹介している事も多い。
直近で巣篭もりでユニークユーザーが増えたことも要因のようだ。
②非常の<span style="color: #0000cc">セールスプロモーションがうまい</span>印象を受ける。
けっこう小さな会社がプロジェクトに応募しているが、企業によっては、文章がうまくできない、プレゼンがうまくない会社もあると思うけど、サイバーエージェント
会社だけあって、そういうサポートもしているのか、個人的には、商品説明がうまい印象を受ける。動画など動きも取り入れているのも好印象。
企業にとっては、コメントだったり、応援購入ができるのもいいと感じる。決済方法が多彩なのも支援しやすい印象。
③<span style="color: #0000cc">ビッグデータを活用して消費者の傾向にマッチする商品やサービスを開発</span>できる。
Makuakeアナリティクスが使えば、ユーザーの属性分析をできるので、次の商品開発にも活かせる。ユーザーもコメントができるのも企業は生の情報を得ることができるのもgood。

www.makuake.com
リアル店舗で実際に商品に触れて商品を購入できる。
https://blog.makuake.com/posts/6513796blog.makuake.com


この会社の印象は、ふるさとチョイスと似ているように感じている。ターゲットは違うが、プロジェクトの多彩さは共通点がある。プロジェクトの実行者と一緒になって
進めている感じは似ている。支援者と距離が近いのも似ている。
ふるさと納税も5年で10倍ぐらい市場が拡大したが、Makuakeが展開している市場はどうなるのだろうか?最近は社会貢献のプロジェクトも増えている印象。
www.makuake.com


手数料が20%と決して他のクラウドファンディングと比較して安くはないにマクアケを使っているのは、それだけ資金調達が早い事が1番のメリットのようには思う。

 

決算はこんな感じだった。

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今後この会社がどのくらいの成長余地があるのか考えてみた。

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これがMakuakeの決算資料に書いてある今後の可能性についての内容。
ここから簡単に推測してみた。

今期の購入総額が137億  市場規模が7400億に対して、シェアは2%ぐらい。
2025年には、市場規模が1兆円で、Makuakeが狙っているのは、数千億と書いているので、10%ぐらいのシェアを取りたいと考えていると思う。

仮に10%のシェアが取れた時の売上は、200億。今の利益率で計算すると営業利益は40億。
ざっくり売上は6倍  利益は8倍になる計算。すごいね実現したら。

5%のシェアが取れたとしても、売上100億、営業利益20億。これでも業績は5倍になる計算。すごい成長力。


クラウドファンディング市場で見ると、市場規模は2018年だと前年比20.2%増の2,044億円。購入型だと、2017年度の市場規模は約100億円程度だった。
今期のMakuakeの購入総額が137億。この数値からでもいかにMakuakeの成長率の高さが垣間見える。
購入型でMakuakeと同じような規模の会社だとCAMPFIREがある。

この会社は昨年の流通額で80億ぐらい。4月からの伸びが凄まじい。
おそらく2020年の市場規模は250億程度だと思われる。
購入型のシェアも5.9%から10%ぐらいまでは増えている計算になる。

仮にクラウドファンディング市場が年率20%成長したら、2025年には8000億。購入型のシェアが10%だとすると、800億。
購入型はMakuakeとCAMPFIREがほぼ独占しているので、半分取れたとしたら、売上は、80億 利益は16億ぐらいはいく計算になる。
こんないくのか?とも思うが、Makuakeが展開している市場は非常に高い成長力のある市場であることは間違いない。
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prtimes.jp