ピックルスコーポレーション

ピックルスが上方修正しました。

21年2月期の連結経常利益を従来予想の20.2億円→24億円(前期は19.7億円)に18.3%上方修正
会社側からの【修正の理由】を見ると、

外出自粛が続いたことにより家庭での食事の機会が増えたこと、健康志向の高まりにより乳酸菌を含む食品としてキムチの需要が増えたこと、キムチがテレビ番組で取り上げられたことなどにより、売上高が増加したようです。

8月に野菜が高騰していたので、利益面については心配しておりましたが、9月に入り相場も安定していますし、今年は台風の影響も昨年に比べると軽微なように
感じますが、ピックルスの業績はすごいです。
これで、売上は10年連続の過去最高売上、利益面も4年連続の過去最高益更新です。2016年の時は相場環境が悪く、収益は一時的に悪化していますが、キムチ効果すごいです。
キムチを発売して10年たった一つのヒット商品でこれほど業績の影響を与えるとは。10年間売れ続ける事もすごいです。
もう流石にキムチの売上も鈍化の傾向がありましたが、トレンドである乳酸菌のキムチや食べきりサイズなど商品のラインナップを多彩に取り揃えたり、セブン&アイに依存することなく、販売チャンネルを拡大した事も大きいのでしょう。

今年の5月にセブンイレブンで発売したサラダカップなど商品のアイテム数もコンビニの中でも増えているようなので、今後も期待できるでしょう。
ただコンビニでは、セブンイレブンしか発売できない事情があるようなので、どこまで伸びる余地があるかわかりませんが、最近のセブンイレブンの商品のラインナップを見ていると他のコンビニを凌駕している印象があります。健康志向にうまく対応しているのは、セブンが抜けています。
セブン&アイの社長が変わってどうなるのか見ていましたが、意外にもうまくいっています。昨年は色々ありましたが。

セブン&アイのトップの井坂社長は、販売の事は知っていますが、セブンイレブン の社長は人事畑なので、その組み合わせがうまくいっているのかもしれません。前会長の鈴木会長に現場の人間はかなり鍛えられているので、いい商品は作れる土台があるのでしょう。

 

以前ブログで、売上480億 利益24億はいけると書きましたが、今期予想が売上450億 利益は23億とこんなに早く伸ばしてくるとは予想にしていませんでした。
2年ぐらいはかかると踏んでいたのですが、生活様式の変化で思ったより伸ばしているようです。

4月末の想定時価総額360億で、株価は2倍になると予測しておりましたが、
過去のPERを見ると17.8-9.0ぐらいのレンジで推移しているので、この推定値は高すぎでしたね。
普通に考えると240億-300億ぐらいが妥当な数値になるのかな?
2倍になる予想は、あながち間違えではないですが、それほど人気になるような銘柄ではないですが、どうでしょうかね?
自分はこういうスポットライトに当たらない銘柄は好んで買ってしまうのですが。


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