9326 関通
今週決算があった銘柄で関通のチャートが大きくブレイクしたので、決算資料を見てみると、
かなり強い中計を出していました。3年で売上は+60% 利益は2.5倍の計画です。
会社概要を見ると、EC・通販物流サービスを中心とした物流サービス事業を展開している会社です。昨年の3月に上場した会社なのですが、
主力事業ははEC・通販物流支援サービスで、インターネットの黎明期である2000年頃から業務を開始しておりここ10年で売上は10倍と右肩上がりの上昇しており、前期の業績も+30%成長とデジタル化の波にのり業績を伸ばしています。
中計でも年率20%成長を見込みます。
また自社開発倉庫管理システム「クラウドトーマス」、現場作業の改善から生まれたチェ ックシステム「アニーの導入で物流自動化機器・システムの導入による生産性向上を図る狙いもあり、今後の収益性への期待も大きいと思われなかなか魅力的な会社であります。
中計の計画で目標株価を試算すると、現在株価3000円だとしても、計画通りに進めば、6500円程度の株価は水準にはいくと思います。
特に小売・サービス関連の会社は、ECを第二の収益の柱と捉えているのでこの会社にとっては、追い風のように写ります。
関通 決算
— na-na-na (@fnOqvu8BVjNI38a) 2021年4月16日
前期:売上+30.5 利益+43.6 (4.4%)
今期:売上+12.9 利益+60.3(6.2%)
売上増加:EC・通販物流支援サービスの増加+22億
クラウドトーマスの新規獲得が堅調
営業利益増加:物流サービスの売上総利益の増加
来期:2件の物流センターを新設し、約10,800坪を増床予定。クラウドトーマス+20.8 pic.twitter.com/DiJCqrDiLs
中計:売上95億→153億 利益4.1億(4.4%)→10.9億(7.1%)
— na-na-na (@fnOqvu8BVjNI38a) 2021年4月16日
物流センターの拡充、物流ロボット等の自動化機器への設備投資により、EC市場の市場規模の増加率を上回る成長を図る。
クラウドトーマスを中心にソフトウエア投資を推進
(売上計画2.9億→10億) pic.twitter.com/qtGtJ6kS5P
決算後の出来高が数倍以上に膨らんで、大きくジャンプアップしておりますが、この株価水準でも、上値余地は高いと思われます。来週以降どういった動きがするのか注目です。
時価総額も100億程度と少ないです。コンセンサスより上振れたことで、大きく株価が動いたように思います。
売上成長率:21.4 % 営利3y CAGR・予想:51.7 %
利益率:1.95%→6.23%
売上総利益:10.01%→14.29%に(四半期別推移)
四半期別 売上+38.8% 営業利益+80.9% 営業利益率:3.34%→7.56%に
コンセンサス:2022年:売上107億 利益5.5億(5.1%)
2023年: 売上124億 利益7億(5.6%)
売上成長率は+10~15% 利益成長率+30%~
業績予想:物流サービス 2021年 売上94億 2024年予想140億
1社月売上:264万→660万(2020年)
坪数:330→530(今期予想)2024年予想700
700✖️坪数20万=14000万
ITサービス:トーマス売上2億
トーマスID 947 契約者数114 社 2024年予想:ID 2800 契約者数350社
トーマス売上:1社当たり売上200万✖️350=7億
1ユーザー当たり25万✖️2800=7億
売上:150億 売上総利益15% 22.5億 販管費7% 10.5億 営業利益12億
目標時価総額:12億✖️20倍 =240億 25倍=300億
目標株価:7500~9500円
四季報予想:売上115億 利益7.3億 =146億~182億
物流拠点数は2019年時で3.3万坪 2021年計画では、新設1.08万坪増設で累計5.3万坪
売上は5年で2倍に 物流拠点坪数も1.9万から5.3万坪数に拡大
市場環境:5年で1.4倍 EC化率は4.75% →6.76%