ココナラ
今日はココナラについて書いてみます
この会社はビジネスからプライベート利用まで、個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。
誰しもが何かしら、得意な事ってあると思います。それぞれの得意なスキル・経験をここで売ることができ、自分が得意でないスキル・経験を気軽に購入できます。またこのサイトの特徴は、自分が抱えている悩み・困りごとも相談出来ることです。
またサイトは、200以上のカテゴリーから比較検討がオンライン上で完結できますが、そのカテゴリーをユーザーの需要に合わせて、色々変化できるようなので、このサイトにはどんどん人が集まりやすいのではないかと思います。
サイトを見ていても、メルカリのサービス版のように感じています。
メルカリのように大きな市場になるかはわかりませんが、売上の主力である占い・悩み相談など人は誰しも悩みを抱えている人は多いと思いますので、非常に今のニーズにマッチしているサービスだと思います。
スキルシェアのサービスだと、WEB・デザイン関連メインのサービスを販売しているサイトはありますが、こういったサービスを売っているサイトは見かけません。
それが比較検討して、選ぶことはできるのはこの会社の差別化できていることだと思います。
特に今年に入り、音声メデイアが一時ブームになった事もあり、これはかなり需要が高いサービスなどではと思います。
特に面白いと思うのは、愚痴聞きです。話を聞いてもらいたい時あると思いますし、なかなか話にくい部分もあると思うので、聞いてもらうだけでも心が楽になることはあると思います。
占いについてもそれが当たるかは別にして、占いをしていい事を言われると気持ち的には前向きになると思うのであまり依存していなければいいと思います。
ちなみにココナラでは5000人の占い師が登録しているそうです。(業界トップクラス)
ここではチャット占いが500円〜 電話100円/1分からできるようですが、
他の占いサイトではメールだと1通2000円ぐらいが相場だそうなので、 かなりお得です。
ちなみに占い市場を調べると驚愕の1兆円もあります。ユーザーはほとんどが女性ですが、近年晩婚化で、20代だけでなく、30代からの相談も多い。また昨今の不倫ブーム?でSNSから身バレするのを恐れて、悩みを相談する人も増えているようです。
そんなこともあり、最近では、電話サービスが伸びているようです。
スキル・知識・知恵が販売できた時に手数料がかかります。
購入者の支払いは事前にココナラが預かる仕組みとなっています。前受金として記載されるので、ある程度予測はできます。
ココナラの価格設定は自分で設定(500円・1000円・2000円〜最大100万円まで設定)
手数料は〜50000円まで+25% 〜10万円まで+20% それ以上は+15%
サービス代金の受け取りはメルカリとほぼ同じですね。売上の振り込み申請は120日のようです。
やりとりも非公開のトークルームでするようですし、直接会う・連絡先の交換などは禁止しているようなので、安心して、やりとりはできるようです。
投資関連のサービスがないと思っていましたが、禁止しているみたいです。結構今だと需要ありそうだと思ったのですが・・・
人気カテゴリ:デザイン・イラスト・占い
これまではアマチュアの副業としての出品が多かったが、今後はプロの専門スキルの出品を増やし、企業がビジネス利用できるように、より一層の環境整備をしていく考えのようですが・・・
サービス内容を見ると、ココナラの相談系のサービスはビザスクのサービスと近いのではないかと思いました。あまりビザスクの事は知りませんが、ビザスクは法人向けですが、ココナラは個人向けのサービスなように思います。ビザスクの場合は、アドバイザーが仲介に入っていますが。ココナラも仲介があればと思う時はあります。実際に使うとなると、比較的定額であればいいですが、高額なスキルを使う場合、口コミの評価などは書いていますが、数ある中でどれを選べばいいのか迷うと思います。単純に価格が安いユーザーを選んでも、自分が求めるものと違うこともあると思うので・・・
競合比較をしてみました。
事業内容が多少違いありますが、ココナラの情報が少ないので、競合の数値を参考に時価総額を算出してみました。
BASE:無料で自分だけのネットショップが作れる。誰でも簡単に30秒でネットショップが作れる。決済手段の豊富さと手軽さ。集客は自分で行う必要がある
Bizseek:手数料業界最安のクラウドソーシングサービス。お仕事をお願いする/される」ような形で、スキルより「案件」が押し出されるというイメージ
ストリートアカデミー:教えたい人と学びたい人をリアルにつなぐ、CtoCのまなびのマーケット。ビジネス・ITスキルから趣味の習い事まで、気軽に参加できる講座を11,400件以上掲載
タイムチケット:個人間で30分単位で時間の売り買いができるCtoCのインターネットサービス「60分で写真撮影します!」や「30分から相談乗ります!」など、30分から自分のできることに値段をつけて売り出す
Creema:ハンドメイドに特化したソーシャルマーケット
市場規模は個人だと1588億。ココナラのシェアは5%程度です。
シェアリングエコノミー全体で考えると、12兆から14兆までに拡大する予想(2030年)
どのカテゴリーも3倍以上に市場が拡大すると考えられています。
コンセンサスを見ると売上は+30%前後の成長すると考えられています。2022年は広告宣伝費をかけると会社は開示していますが、利益は伸ばすと考えているようです。
費用についてはこのような記載がありました。
人件費については、採用計画に基づいて算定しております。2021 年8月期の人件費は、エンジニア等の採用等による人員増加に伴って 2020 年8月期より 59.7%増加した 964 百万円と見込み
2021 年 8月期の広告宣伝費は、WEBマーケティングを中心とした顧客獲得を目的として 272 百万円見込む
2020 年8月期はTVCM費用として 224 百万円計上したため、2020 年8月期対比では 44.0%減少
2021 年8月期はTVCMを予定しておりません (昨年はTVCMが下落した事とCM効果が持続すると予測)
システム費については、「ココナラ」サービスの利用に伴う外部のサーバー費用を見込み53.0%増加した 183 百万円
一般管理費は 2,352 百万円(2020 年8月期比 26.7%増加
それを踏まえこのような予想を立ててみました。
売上2426 流通総額8000 販管費2352(96%) 人件費:964(40%) 広告272( 10%)
システム費183(7%)
システム費7~10% 広告宣伝費10~20% 人件費30%
流通総額+20~30% ユーザー数184万 出品数20万 シェア5%
個人の取引:7% →15% 個人間3000億 5%:150億 10%300億 売上:45~90億
90億:販管費:50億 原価30% 30億 営業利益:10億(営業利益率10%)
PSRで考えてみたら・・・時価総額500~900億?
営業利益倍率:20~50倍(成長率+20~40) 50~100倍 成長率(+50~100%) 15~30倍:(成長性+10~20%)
40倍:時価総額:400億が妥当な水準では? 高い成長性が期待されているのなら?500~1000億ぐらいでは?
※原価率は記載がなかったので、メルカリの数値からは持ってきました。
PSRは10〜20倍前後だったので、控えめに10倍で計算してみました。