神戸物産

7月の月次が発表されたので、確認してみました。
株価は、月次が発表されて、単体の売上高は前年比14.0%増と今2020年10月期に入ってからでは最も低い伸びにとどまりました。
同経常利益は11.2%減と減益に転じたようです。
高成長に陰りが出てきたと受け止められ、利益確定売りが増えたようです。

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会社の発表では、経常利益につきましては、前年同月は円安に進んだため為替差益等が発生しておりましたが、当月は円高が進ん だことにより為替差損等が計上されたため、前年実績を大きく下回りましたと開示しています。
為替差益について全然詳しくないので、よくわかりませんが、営業利益と経常利益の比較すると、約20%の利益が減少しているので、短期的には少し気になります。
ただ、コメントを見ると野菜高騰の影響で、冷凍野菜は好調だったと書かれています。
昨年、タピオカブームの影響があったのにもかかわらず、これだけの数値を伸ばしているのはさすがとしか言いようがありません。

マクロの数値を見ると食品関連はそれほど消費が増えているわけではありませんが、安定的に伸ばしていく印象を受けます。
出店計画も順調なようなので、安定的に出店を続けていること、既存店の売上も10%の成長は続けているのは単純にすごいです。
しかも、業務スーパーは、それほどデジタル化に舵をきっているわけでもない。宅配に力を入れているわけでもない。リアル店舗だけでこれほどの売上を伸ばせる
神戸物産はすごいですし、まだまだアナログな店舗なので、よくなる可能性はあると個人的には思います
デジタルに力を入れたらどうなるのだろうか?と思ってしまいます。
神戸物産の強みは冷凍食品だと思いますが、冷凍食品のレベルが高くなっている事がコロナ禍で、冷凍食品の美味しさに気づいた人も多いと思うので、その点はプラスに働くかもしれません。市場も拡大傾向でもありますので・・・。

引き続きウオッチはしていきたいと思います。食品スーパーの参考指標を見るのに最適なのと、それにきちんと最後まで見届けたいと思っています。
小売の動きを見るのに非常に参考になる銘柄だとおもいますので。


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会社計画は達成できそうですかね。

9 月 1 日より 10 月 31 日までの 2 ヶ月間、日頃のご愛顧に感謝して「業務スーパー20 周年決算セ ール」を開催するようです。
今年の3月〜4月にも同じような20 周年決算セ ールをしていたようです。その当時はコロナ禍だったので、かなり伸ばしていたようですが、今回はどのくらい伸ばしていけるか?注目です。


www.gyomusuper.jp