ZOZO②

今週はアパレルECのZOZOについて調べてみました。
この会社昔から知っていて、初めて購入した銘柄だったと記憶しています。
普段の生活でもZOZOを使っていて、2016年ぐらいから使っていて、ほとんどの洋服はここで購入しています。服以外も結構購入していますね。
ただここの「ファッションECは結構高めの設定ですね。同じようなファッションECでショップリストがありますが、あそこはファストファッションですので、どちらかと言うと安いブランドが中心です。リアル店舗で例ると、百貨店や丸いなどファッションビルなどで扱っているブランドが多いのが特徴ですね。一時ファストファッションなども扱っていましたが、最近はラグジュアリーブランドを強化しているあたり、ブランド価値を下げないようなファッションECを構築していこうとしていますね。
海外のブランドのECはあまりない印象ですね。

ZOZOの客層はF1層と言われる10代〜30代のですが、ユーザ数をみると女性が7割ですが、シェア25%はもうすでに獲得している。統計などをみるとECを使っている人は5割〜7割ぐらいだと言われているので、かなり撮ってきている印象はあるので、ここから新規の獲得はF1層の女性から獲得するのは、厳しくなってくるかなと感じてはいます。
この会社が重要視しているKPIは取扱高なのですが、現状のままだと成長の鈍化が見られるので、新たな成長の種を今作ろうとしている印象を持っています。
ただ少し思っているのは、最近の傾向として、郊外に移住している人が増えていると聞いているので、これはECにとってはすごく追い風だと思ってはいます。
特に東京の人口が減っているという事は洋服などはZOZOでする割合が増えていくのではないかと密かに思っています。
ただ地方に移住しておしゃれな洋服を購入するのか少し懸念がありますし、F1層という若い女性が都会を離れるのか?分かりませんが・・・
今までZOZOは特定のブランドの影響が大きかった印象がありましたが、他のアパレルのリリースなどを見ると、ZOZOの売上が落ちて、自社ECの売上が伸びている印象を持っていたのですが、ZOZOの取扱高は伸びているようなので、これはブランドの売上が伸びてると感じています。ブランドも新規の顧客の取り込みができるので、ウィンウィンな関係になるとおもいます。
なによりショップリストは手数料が4割とるらしく、ネットをみるとかなり出店要件が厳しく、撤退するブランドも多いみたいで、あまりネットでは、評価はよくないですね。
ショップリストとは、同じような年齢層ですが、購入する層が全然違うみたいですが。

 

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売上5y CAGR・予想:17.4 %  営利5y CAGR・予想:12.1 %

売上・利益とも依然として高い成長率を誇っています。


<span style="font-size: 200%">事業内容</span>


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<span style="font-size: 200%">ビジネスモデル</span>

 

 

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PayPayのユーザー4000万ユーザー、ヤフーのユーザー月間(モバイル:6800万UU  PC:2100万UU)LINE月間ユーザー:8600万
これだけのアクセスユーザー数を抱えているソフトバンクグループに属しているので、このスケールメリットを取り込んでいければ・・・
ここのユーザーは今まで、ZOZOが取り込めなかった層が多いので、新規の獲得につながると思っています。
またZOZOの特徴は新規の顧客がリピーターになりやすい。ZOZOの新規の ゲストユーザーの5〜7割はアクテイブ会員になっていることを考えると、ZOZO TOWNにアクセするユーザーが増えていけばかなり期待はできると思います。PayPayの取扱高も増加傾向のように思えますし、将来的には100〜300億程度の取扱高は見込めるのではないかと思います。  


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ECの支援などもしていますが、それに関しても物流施設を拡充して体制を整えているようなので、今後の成長には期待できるのでは、ないかと思います。
これは、アラタナという子会社が支援をしています。従業員は120名程度と多くいるわけではないですが、今まで800社の支援をした実績もあり、有名なブランドも活用しているようです。将来的には、取扱高を100-300億程度を目指している。


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あたらにコスメ分野にも力を入れていくようですが、ZOZOの顧客層との親和性は高いですし、近年ECでコスメを購入する顧客も増えているようなので、
これは期待できるのではないかと思います。


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こんな感じでざっくり業績予想を立ててみました。
3月にアプリを刷新するようですが、コスメとラグジュアリーは予想が難しいので加味していません。これ以外いも中国向けのECサイトを立ち上げていますが、ここの分野も注目しています。中国のアパレル・コスメは世界最大級の市場で、最も成長率が高いエリアになります。
コスメに関すると既に人気の高い韓国ブランドなども多数出店しています。美容機器なども取り扱いもあり、人気の高いヤーマンの商品などもあります。
残念ながら国内ブランドはそれほどないようですが、国内のコスメブランドは最近ECから市場を拡大しているブランドが多いので、わざわざ入ってくるか分かりませんが、コスメのNO1のECサイトになれば、国内ブランドも入ってくる事も期待できます。何よりこれほど女性の顧客基盤があるECサイトは他にはないのではないかと思っていますので、確実にコスメブランドは増えていくのではないかと思います。
中国のECサイトについては決算資料では触れていないので、あまり芳しくないのかもしれません。
時価総額ではかなり大きいので大きな上昇するかは分かりませんが、長期的に見れば、成長は継続するものと思われますので、長期で保有する銘柄としては良いのではないかと思います。
元々投資家からは注目度の高い銘柄だっとと思いますので、今後の動きに注目したいと思います。